創造的批評

Portfolio + thoughts by Mana Saito

その他

Eat, Read And Eat!!

食欲の秋、読書の秋ということで、ちょっと前に行ってきた札幌の六花文庫を紹介します。

六花文庫 外観

真駒内の住宅地にある、ツタに覆われたとても素敵な図書館です。

Picture 1

六花亭の旧店舗で、レシピ本から小説まで、「食」にまつわるさまざまな本が置いてあります。一冊まるごとトマトに関する本とか、紅茶のおいしい入れ方とか、見てるだけで楽しくなる空間に、近所の奥さまがぽつんとふたり、ゆったりと読書していました。

六花文庫 本棚

ふだんいる司書さんの代わりだというお姉さんは、閉館間際だったにもかかわらず、親切にいろいろと話してくれて、お菓子までくれました。

もちろん、北海道土産は六花亭で買っていきましたとさ。

3日は、午後からラボでお世話になっている方達やブックコンシェルジュという素敵な肩書きをお持ちの方達と、横浜でのブッククラウド構想について語る会を開きます。中継も予定しているので
、お時間のある方はぜひ参加して下さい。 

My Second Place = Someone's Third

BankART Studio NYK 301

立場上、働くということについて最近よく考えます。就職難だとか、働き口を見つけても数ヶ月もしないうちに辞めてしまうとか、私の周りでも本当に多い。起業家がもてはやされる一方で、仕事の中身以上に働き方や働く環境が注目されているのかなぁとも思います。
私自身は決してNPOという形態に固執していたわけではなくて、今の職場にはやっていることに惹かれて来たわけだけど、しばらく身を置いてみて、本来やるはずの編集の仕事も手につかず運営面に携わるなかで、NPOとしての可能性をもっともっと広げていきたいと思うようになりました。
チャリティにとらわれず、あくまで価値や意味に重点を置いた事業型。単なる出資者でなく、活動を共にする仲間という意味での会員。自社メディアで培った地域とのつながりを活かした、一つの新しいモデルがつくれたらいいな。
そのためにはまず基盤を整備しないといけないし、まだまだ時間がかかりそうだけど、私には幸い協力してくれる人たちがいる。
ZAIMにいたときはまだ勝手もわからなくていわれたことをただお手伝いしていたけど、BankARTに引っ越してきて主体的に関わるようになって、制約がありながらも絶えずいろんな人から刺激が受けられるラボのオフィス空間そのものが大好きになりました。
1. サードプレイスは、心をニュートラルにする。だからそこでは、ありのままの自分に戻れる。
2. いろいろな人との出会いの場を提供してくれる。
3. 知的フォーラムや、個人のオフィスとしても機能することがある。
4. ローカルな場所にあって、いつでもアクセスできる。
5. 包容力があり、いろいろなひとを受け入れる。
「カフェだけじゃない。 ─ 本当のサードプレイス ─」(ミルキイ・マヤトモ筆、JDN)より
たまたま見つけたサードプレイスの定義。まさにこんな場にしたい。
その一歩として企画したのがラボ図書館です。
ものすごくやりたいことがあるように見えて、実は何も定まっていなかった私。留学だってメディアが勉強したかっただけで、むしろ就活には不利なのは分かってたし、最初こそラジオっていう目標があったけど世の中の変化に触れながら興味の対象もどんどん移り変わってった。それはこれからも多分一緒で、24H仕事百貨にゲストとして出ていた内沼晋太郎さんの言葉そのもの。
子どもからおじいちゃんまで、求める文脈は違っても、さまざまな人が集う場所。そんな人たちが、本を手に取ったり、その時々の催しをきっかけに、つながれる場所。
そんな場づくりが、今私がおもしろそうだと思うことです。

One Hour Of Exploration

今日は一時間の夏休みをもらいました。京浜フェリーボートの新航路記者発表に、書く記事は一本なのに、4人で乗船。

ピクチャ 5

象の鼻ピアを出て、 職場に手を振りながら、みなとみらいを抜けます。
低い橋の下をいくつもくぐって子安の方まで行くと、 くずれ落ちそうな(落ちた)家や船がいっぱい。

ピクチャ 13

ピクチャ 10

素敵な建物がいっぱいありすぎて、紹介しきれません。

ピクチャ 4

8月5日には、BankARTのレジデンスアーティストさんが企画する風車見学ツアーもあります。

Exploring is Beautiful


結局一度も乗ったことのない、ユーロスターの新CM。

Education → Learning

もともと「人に教えるなんてつまんない、自分が先生から学んだことは自分の活躍につなげてこそ恩返しができる」(ピアノの先生、結局ピアニストにもピアノの先生にもならなくてすみません。)と思っていた私が教育に興味を持ったのは、高校3年の国際理解の授業でした。先輩に在日朝鮮人の友達との関わりの話を聞いたり、靖国問題についてディベートしたり、世銀の人の話を聞いたり(このときちょうどザ・コーポレーションを観たあとだったので、私は敵意むきだしでまともに話きいてませんでしたが)初めてクラスメイトと自分が興味のある問題について話をする機会が持ててワクワクしたのと同時に、なんでこれが選択授業なんだろう、と思っていました。実際そのクラスは人気で学年の4分の1くらいが受けていましたが、興味があっても受験のために他の教科を取らざるを得ない子が大半でした。
その後どんな問題にもキーワードとして出てくるメディアを大学で専攻して、この分野の立ち位置なんかを把握してくると同時に、その重要性を改めて認識するようになりました。未だに"Mickey Mouse Subject"と呼ばれたりするのは、それが「誰にでも分かる」ような内容だからで、でも実際分かっている人は少なくて、だから郵政選挙やイラク戦争みたいなことが起こるんじゃないか。だったら、義務教育でやったらいいんじゃないか。そんなことを在学中も卒業してからもずーっと思っていて、ある日偶然出会ったのがわかもの科でした。メディア教育に絞ったものではないけれど、自分がぼんやりと思い描いていたものをむしろずっとより良い形で具体化していて、今まさに動き出そうとしている ー 今考えるとかなり無謀ではあったけど、迷いなく飛び込んだことを後悔はしていません。
自分自身わかもの科を通してすごくたくさんの事を学ばせてもらっているし、マスメディア→個人メディアというシフトは教育→学びというシフトにかなり通じるところがあります。なにより、同じ大学生でもまじめに勉強して入った人、紆余曲折はあったけど無事入学してがんばっている人、未だに大学生活に疑問をもっている人、私みたいに受験勉強からは逃げたけど好きなことを学び通した人、いろいろいるから説得力があるんだと思います。そんな新参者の私の意見をいつも真摯に受け止めてくれるみんなに感謝。
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HISTORY

2006 神奈川県立外語短大付属高校卒

2009 Thames Valley University (London College of Music and Media) BA (Hons) Digital Broadcast Media修了



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